出産＝悟り!? 2007/04/26 (Thu)

今日から妊娠30週。

もうどんな風にあがいても

あと10週以内に1人の人間がこの世に増える。

親になる。

この私が。

心配でしょう？（笑）

いよいよ

入院準備やら、出産準備やらをしなくてはならなくて

必要なモノを買ったりするだけじゃなく

心も身体も「産む」という一大イベントにむけて準備する。

先週末から

マタニティヨガをはじめていて

病院で開催されているものなのだけど

「本格的なものじゃないよ」といわれているわりには

普通にキツイ＾＾；

ぶよぶよしているのに

カチンコチンの身体にムチ打って

股関節を「これでもか!!(｀д´）」っていうくらい開く。

あと、深く長く吐く呼吸法。

そして、いつでもリラックスできるように訓練してる。

 

出産方法って

通常分娩、帝王切開だけじゃなくて

通常＆自然分娩の中でも

ラマーズ法

ソフロロジー式

アクティブバース

水中出産

座位分娩

無痛分娩などなどがある。

母親教室で聞きかじったにわか知識で書いてるけど

私は教えられる前まで

出産といえばラマーズ法だと思ってた。

TVでよくみる例のヤツ。

ヒッヒッフゥー！

はい、息止めてー！

イキんでー！

ウゥーーーーン！

（妊婦の顔は真っ赤、この世のものとは思えない形相）

って感じのいかにもなヤツ。

無痛分娩以外の出産はぜんぶこの呼吸法なのだと思ってた。

でも

先週の母親教室で

ソフロロジー式分娩のビデオを見て。愕然w(°ｏ°)w

そのビデオは

助産師さん用の教育ビデオみたいなものだから

妊婦の足（股）側から撮影してて

そのアングルも衝撃的だったのだけど、

アカンボの頭がゆーっくりでてくるまで

妊婦はうめきもしない。

ものすごく静かで、妊婦の表情も

寝てんの？っつーくらい穏やか。

ときどき、フーーーーーーッと大きく息を吐く。

それ以外は無音。

ン、って

しかめっ面した瞬間

にゅぅ～ってアカンボの頭がでてきて

まだ身体が胎内にあるのに

アカンボが泣く。

オギャーと。

そして

妊婦は母となり、「かわいぃ…」とニッコリしてビデオ終了。

なんてことだ。

私の出産イメージが完全に覆された。

ソフロロジー式分娩って

フランスで生まれて

昭和62年に日本に導入されて

東洋のヨガや禅をとりいれて

さらにイメージトレーニングを加えて改良された

新しい出産方法らしい。

ソフロロジー式分娩の方法っていうか、概念は

心と身体を積極的にリラックスさせて

陣痛、出産を前向きに受け入れることだ。

陣痛は母親になるために

必要で喜びのエネルギーだと積極的にとらえる。

出産のそのときまでに

リラックスできる音楽を聴きながら

ソフロリミナルな意識段階（眠りにおちいる間際の状態）に

いつでも突入できるように訓練する。

母親になるイメージをしっかり持って

お産は育児へつながるひとつの過程としてとらえることで

人生そのものをより前向きにとらえる。

ビデオに感化されて

ソフロロジーの本まで買って読んだのだけど

これって

絶対に無我の境地までいかないと無理！って思った。

煩悩の塊のような私には100回出産しても無理！って思った。

でもでも

もしあのビデオのような出産ができたら

私はきっと何かを悟るでしょう。

ウォーー！

いてぇーー！

しぬぅーー！

とか、叫びたくないから

少しでもソフロリミナルな状態に近づきたいと思って

それでヨガがんばってるんだ。

でも

今日は大きな鏡の前でのレッスンで

私のあまりのダルマっぷりに心が萎えた（´・｀）

周りの妊婦が

細く美しく輝いて見えたよ…。

しかし

あと残り時間はわずか。

がんばる。

じゃぁ、みんな。

涅槃で待ってるからね（笑）

 

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